出入国在留管理庁は2026年10月16日、令和8年6月末現在の在留外国人数を公表した。在留外国人数は4,281,026人で、前年末(2025年末の4,125,395人)に比べ155,631人(3.8%)増え、過去最高を更新した。在留資格別では「特定技能」「技術・人文知識・国際業務」などが増加する一方、「経営・管理」は前年末の46,781人から8.6%減の42,747人となった。

全体の状況(令和8年6月末)

📌 入管庁の公表値(令和8年6月末現在)
  • 在留外国人数:4,281,026人(前年末比3.8%増)。内訳は中長期在留者が4,017,321人、特別永住者が263,705人
  • 性別:男性2,192,764人(構成比51.2%)、女性2,088,199人(同48.8%)
  • 国籍・地域:195(無国籍を除く)。上位10か国・地域は、ブラジルを除き前年末より増加した
  • 都道府県:最多は東京都の824,486人(前年末比23,048人、2.9%増、全国の19.3%)。次いで大阪府、愛知県、神奈川県、埼玉県

在留資格別:特定技能・技人国が増加、経営・管理は減少

在留資格別で最も多いのは「永住者」の961,342人(構成比22.5%、前年末比1.5%増)で、次いで「技術・人文知識・国際業務」516,184人(12.1%、8.5%増)、「留学」479,626人(11.2%、3.2%増)、「技能実習」457,509人(10.7%、0.2%増)、「特定技能」444,256人(10.4%、13.8%増)、「家族滞在」370,466人(8.7%、5.0%増)の順となっている(第3表)。

  • 特定技能:444,256人。内訳は1号が425,961人(前年末比11.4%増)、2号が18,295人(130.0%増)
  • 技能実習:457,509人(技能実習1号・2号・3号の合算)
  • 経営・管理:42,747人(構成比1.0%)。前年末(2025年末)の46,781人から8.6%減少した。入管庁の公表資料は減少の理由を示していない(2025年10月の許可基準の厳格化との関係は、経営・管理の外国人の出国が上半期に前年同期の約3.9倍になったと報じられた件を参照)

国籍・地域別

最も多いのは中国の941,031人(構成比22.0%、前年末比1.1%増)で、次いでベトナム693,750人(16.2%、1.9%増)、韓国408,682人(9.5%、0.3%増)、フィリピン362,761人(8.5%、1.7%増)、ネパール334,850人(7.8%、11.2%増)、インドネシア307,456人(7.2%、15.6%増)、ミャンマー211,602人(4.9%、15.9%増)、ブラジル209,550人(4.9%、0.2%減)の順。増加率ではバングラデシュが18.8%増の53,398人だった。

実務上のポイント(行政書士の見解を含む)

  • 公表値は在留外国人の総数と在留資格別の人数であり、個別の申請の許否を示すものではない。在留資格ごとの許可基準は、手続きの種類ごとに一次資料で確認する
  • 特定技能(1号・2号)と技術・人文知識・国際業務の在留者の増加は、受入れ企業・登録支援機関による手続き(在留資格認定証明書交付申請、在留期間更新許可申請、各種届出)の需要が続いていることを示す数値である
  • 「経営・管理」の在留者の減少について、入管庁は理由を示していない。報道では2025年10月の許可基準の厳格化の影響とみられるとされているが、個別の更新の可否は、経営状況、納税、社会保険の加入・納付などの個別の状況で判断される
  • 在留資格の申請・更新のご相談は在留資格申請・入管手続きのご案内をご覧ください

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